北軽井沢の四季 4月25日号
   
残雪の浅間
北軽井沢一の浅間の眺めといえば、やはり押切場(おしきっぱ)だと思います。ゆるやかなカーブを曲がると、正面に浅間が大きく見え、何度この道を通っても感動します。残雪の浅間は殊更に美しいです。

餌台のヤマガラ
私の仕事場の左に窓があって、森が見えます。すぐ1メートルくらいの場所に、白樺で作った餌台があるのですが、毎日小鳥がやってきます。一番人なつっこいのがヤマガラで、窓を開けてカメラを構えても、ほとんど警戒しません。最近は日中の気温も高く、小鳥たちにとっても過ごしやすい時期なのでしょう。(黄色い容器は子ども達が雪遊びに使ったお皿)

コガラ
餌台に一番頻繁に来るのがコガラです。コガラはすぐには餌台に来ません。一旦近くの枝にとまって、「ジージー」という警戒音のような声を出して「縄張り」を宣言し、それから餌台に載ります。ヒガラと似ていますが、ヒガラは頭羽が木枯紋次郎のように跳ね上がっているので、簡単に見分けがつきます。

落葉松と四阿山
まだまだ春は遠いと思っていましたが、日当たりのいい場所の落葉松は、すでに芽吹いていました。落葉松越しに見る残雪の四阿山(あずまやさん)も、春の浅間高原の代表的な景観です。

アカゲラ
餌台にはアカゲラも来ます。森の奥で白樺の枯れ木をトントンたたく(ドラミング)ので、いることはわかっていましたが、最近山荘にも来るようになりました。木の幹に縦にとまるので、すぐわかります。

イカル?
この餌台のそばにはライブカメラが設置してあって、30秒ごとに自動撮影、24時間インターネットで見られます。読者の方が珍しい鳥が写ったと、メールで送ってくださいました。はっきりとはわかりませんが、イカルのようです。私も何度か目撃したのですが、非常に警戒心が強く、撮影できずにいました。地元の人の話しだと、イカルは別名「餌台荒し」といわれ、見境なく食いちらかすのだそうです。事実、この餌の入った木箱は、この翌日落下していました。
ライブカメラの画像は・・・こちらです。(夜間照明付き)

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