北極圏旅行記2013夏 (9)
スウェーデン
内陸鉄道の旅
今日はポルユス駅から列車に乗ります
インランズバーナン(内陸鉄道)の時刻表
夏の間だけ一日1往復の運行です
途中で観光や食事タイムがあります
今日はPorjus(ポルユス)からArvidsyaur(アルビズヤウル)までの往復です
朝の列車が来ました
始発駅(イェリバーレ)から近いので 時刻表通りです
列車を停車させるには赤旗を揚げます
しかしそれでも通過してしまうことも・・・
その場合 しばらくしてバックしてきます
景色のいい場所では徐行または停車してくれます
運転席にも入ることができます
途中の小さな駅で フルッコスト(朝食)タイムです
列車は1両で気動車です
座席は70席 快適です
嬉しいことに無料のwi-fi接続が可能
列車の中から旅行記を更新できました
ヨックモック駅に到着
登山のカップルが降りてゆきました
ヨックモック駅の絵
次に停まるのは「北極圏駅」
ちょうど北極圏の境界線にあるある駅です
コーブダリスという小駅で停車 乗降客なし
メンテナンス用の車輌が猫のようなツラガマエ
トイレ休憩って感じの停車でした
尾瀬のような風景の中を進みます
まさにスウェーデンの内陸鉄道!
これはピッテ川にかかる 鉄道併用橋という珍しいもの
道路と線路が一緒になってます
地形図を見ると 確かに川の上で鉄道と道路が重なっています
希望者は歩いて渡るの有り
その間 自動車は待ってることになります
モスコセルの駅に到着
驚いたことに古い友人のマルガリータが駅に来てくれていました
(右から2番目の女性 元イェリバーレ市長)
ここは30分の昼食停車です 駅舎がレストランになってます
車掌さんがあらかじめ注文を聞いて 作って待ってくれています
モスコセル名物の「パルト」
小麦粉とジャガイモを練ったもので 中に肉団子が入っています
バターとジャムをつけて食べると うますぎ!
楽しく談笑したあと 見送ってくれました
(右の人は魁皇ではなく 息子さん)
車内は広々して清潔です トイレもあります 犬も乗れます
目的地アルビズヤウルに到着 いい天気です
アルビズヤウルの駅舎 歴史を感じさせます
アルビズヤウル付近の地図
森と湖と山と川に囲まれた美しい街です
道路・鉄道・空港が集まり 交通の要衝でもあります
インランズバーナンはこの駅でスイッチバック(方向転換)します
駅前から見た町並み きれいな町です
町の中心地のロータリー
コミューンの役所 堂々たる建物
ラップスタン
サーミの町を復元した建物群です
駅にもどってきました
これは古風な切符売り場・・・のはずですが誰もいません
西部劇のセットのような ガランとした待合室
帰りの列車が来ました イェリバーレ行きです
たくさんの乗客が降りて 同じぐらいの人が乗りました
ワンちゃんも乗りました
帰りは北極圏に向かってひた走ります
橋の上を歩く乗客を 時速1kmというモルモット並の
速度で追いかける すごい運転技術
それがこの運転士 「パイプ・オブ・ザ・イヤー」に輝く
夕食の為に停まった小さな駅にて
我々は食べずに我慢しました
往復10時間の列車の旅も終わり
なつかしいポルユス駅にもどってきました
ラーシュが駅長になってお出迎え
いつの間にか乗客は全員友達になっていました
みんな手を振って 別れを惜しんでくれました
遅い時刻なのに すばらしい夕食を用意して
待っていてくれたパトリシアとラーシュ
鶏肉のベーコン巻 ハッシュドポテト トマトとズッキーニのソース
「ネギも入ってますわよ」と説明してくれてます
こうしてすばらしい一日が終わりました・・・